2010年10月24日日曜日
売上アップ
「花屋さん向けに売上アップのコツを是非紹介してください」
と、半年ほど前にIFEXの女性担当者(かなりの美人)がいらっしゃいました。
生産者さん向けに小売店の現状などを報告するお話はしたことがありましたが、
「大勢の同業者さんを前に、ましてやお金を払って話を聞きに来る方に満足のいく
お話ができるかどうかは自信無いです」
と言いながら、
その時すでに講演の内容をイメージしていました。
●お客様に喜んでもらうために
●従業員が楽しく仕事をするには?
●当たり前のことができているか?
●オランダ屋の強みとは?
●新しい販促への取り組み
など、いつも店長会議で繰り返し話していること、それこそが
オランダ屋がお客様に喜ばれ、着実に店舗当たり売上が
上がっている店の従業員全員の元気の源だと思います。
それを前向きな花屋さんにちょっとでも伝えることができれば、
少しは花業界へ貢献できるのではないかと思い、
今回いつも店長会議で話している内容を凝縮してお話しようと思っています。
そんな短時間で売上アップ出来たら苦労しないよ~と思っている方、
はい。無理です。
そもそも、無理と思ったら絶対無理。
やりたい、やれると思うから、目標が出来て、それをどうやって達成するかを真剣に考え、
実行する、出来ないときもあれば、成功することもある。
でも目標や、やる気、元気、前向きな気持ちがなければ売上アップなんて
そもそも無理だし、そういった人は商売に向いてないと思います。
知り合いの花屋さんの中には「食えればいいや」とか「現状維持で充分」
なんて人もいますが、何の努力や苦労もなく現状維持で食って行けたらそれは
幸せですよね。でもそれがなかなか出来ないのが現実だと思います。
もし、売上を上げたい気持ちはあるけど、何をしたらいいかわからない、
色々やっているけど、成果が出ない、など前向きな気持ちを持っている方、
なかなか従業員がうまく動いてくれない、コミュニケーションがうまくとれない、
などお悩みの方、たった一時間ですが、もしかしたら明日からの参考になるかもしれません。
花屋と言っても色々なタイプ、売り方、専門性があります。
オランダ屋は大雑把に言えば「家庭用向け専門店」です。
ブライダル、葬儀は一切やっていません。
ギフト、通販少々。
花屋としての技術は高くありません。でもお客様の気持ち、従業員の気持ちに
満足いただく為の努力は人一倍だと思っています。
私の前職は車のセールスマンでした。入社以来半年間売上ゼロだった私が
三年後にかなりの売上を上げる事になった、上司からの教えは今でもオランダ屋の
商売の基本になっています。
そんな話も含め、どんなタイプの花屋さんでも「売上アップ出来そうな気持ち」になって
いただけるよう、頑張りたいと思います!
2010年10月12日火曜日
オランダ屋 阿佐ヶ谷ピーコック店
この場所はオランダ屋が出店する前は、商店街の
公共自転車置き場のようになっていて、人通りがあるのに非常にもったい場所でした。
そこにオランダ屋を出店するべく、ここのスーパーの大丸ピーコックに交渉したのですが、
最初はけんもほろろに断られてしまいました。^-^;;
しかし、見れば見るほどに魅力的なだったので、ピーコックの店長さんから本部の担当者を
紹介してもらい、約半年間交渉してやっと、「臨時の花売り場」としての許可をもらいました。
最初は週末金土日だけの営業でしたが、平均売上が10万円を超えると、1ヶ月後に
常設許可が下りました。ただし、営業中に使った什器は閉店時にはすべてスーパーの店舗内
にしまい、開店前には綺麗にセッティングしなければなりません。これは本当に大変な作業です。
ここの店長は本当に頑張り屋さんです。7年間前から店長でやってきましたが、来春めでたく
寿退社の予定です。これまで大変なお店で売上を作ってきてくれて本当にありがとう!
出し入れは大変ですが、お客様からは見ていただきやすい配置で、花屋として理想的な
お店に仕上がっています。売上も伸び続け、1年後には大丸ピーコックから高い評価を頂き、
立て続けに3店舗の出店依頼がありました。現在オランダ屋は色々なタイプのお店がありますが、
それもこのお店が色々な店舗に挑戦するきっかけになったと思っています。
難しい場所、交渉相手だったとしても花屋としてイメージできる場所であれば、
それがどんな形であれ可能性にチャレンジする、そんなお店がここ阿佐ヶ谷ピーコック店では
実現できました。
現在の什器は3代目で、初期のものは
僕と、現在配送の仕事をしてもらっている方での
手作りの什器でした。毎日ホームセンターに
通い、コツコツ作りました。今でも数店舗に
以前作った手作り什器があります。
↑ この写真のものは今年5月導入のオランダの中でも最新什器です。
手作りの時のモノとは全く違い、カッコよく仕上がりました。
お客様からも大変好評です。何よりプロが作ると耐久性が違います。
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よく、オランダ屋のロゴはだれがデザインしたの?
と言われるのですが、
今でも活躍中の某服飾デザイナーの友人に
依頼したものです。打ち合わせ時に、10通りの
「オランダ屋」ロゴを作ってもらって、その中からこの
ロゴを選んだのですが、その時、
その友人が「なんでこれが良いの?他じゃダメな
の?」としきりに聞くので、
「一番僕がやりたい花屋のイメージに近いから」と言うと、
「実はそれ僕の弟子が作ったんだよね。。。。」
と、がっくり肩を落としていました。ごめん!友人。
高円寺の1号店から数店舗はそのお弟子さんにお店の看板や、ポイントカードの文字な
色々お手伝いいただきました。もちろんその友人本人にも、エプロンや、店舗シールやバンダナ
のデザイン、など協力してもらいました。また何かあったらよろしく~
阿佐ヶ谷には北口にも店舗がありますので、次回はそちらを紹介します。